文学
県立神奈川近代文学館、2024年4月14日(筆者による撮影)2024年4月14日日曜日、Wikipediaブンガクに参加するために横浜に出かけました。午前中の会場は港の見える丘公園にある、県立神奈川近代文学館で、3月30日から6月2日まで「帰ってきた橋本治展」を開催…
地震後にトルコと/あるいはシリアに支援又は哀悼を送った国々 (赤はトルコとシリア) (Kurmanbek, CC0, ウィキメディア・コモンズ経由で)2023年トルコ・シリア地震への人道支援をまとめた記事がWikipedia英語版にあったので翻訳したところ、本日の「新しい記…
東京外国語大学オープンアカデミー(TUFS)で8月29日~31日に開講された、沼野恭子名誉教授による「現代ロシア語文学入門ー雪どけから現在までー」を受講しました。オンラインで毎日19:00から20:30までの講義でした。ロシア革命からウクライナ侵攻までの間の…
『北島(ペイタオ)詩集』林光の管弦楽曲『八月の正午に太陽は…』を11月に演奏することになり、曲名の由来を調べてみました。1931年に生れた林光の年代から考えると、「八月の正午」は1945年8月15日、終戦の日の玉音放送が流れた時間をまず思い浮かべました…
川端康成 1938年2022年秋には「Wikipediaブンガク8:川端康成」のイベントがありました。川端の小説はあまり読んだことがないのですが、せっかくなのでオフサイトで参加することにしました。川端ほどの文豪であればウィキペディアの記事も充実していると想…
吉田健一「Wikipediaブンガク」のイベント案内を2022年の春に受け取りました。Wikipediaブンガク実行委員会の主催で、会場は神奈川近代文学館、テーマは「吉田健一」。街歩きではなく作家や文学作品をテーマにした催しには前から興味があったので、早速申し…
五島茂(AleksandrGertsen, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で)2006年に亡くなった母は、短歌や俳句に長く親しんでいました。それに関する蔵書がたくさんあり、2011年に実家を改築する際、私が引き取ることになりました。といっても狭い家に置…
(幸田文:AleksandrGertsen, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で)2015年に義理の母が亡くなり、蔵書をいくらかもらってきました。その中に幸田文(あや)の小説『流れる』と、『幸田文全集』全23巻がありました。幸田文の名前は知っていても読…
ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引書』新聞の書評欄にオードリー・ヘップバーンとソフィア・ローレンを足して二で割ったような美人が火の付いた煙草を手に持ち、その印象と全くギャップのある『掃除婦のための手引書』という書名があって、思わず見入っ…
イアン・マキューアン、2011年パリ(Thesupermat, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で)2019年3月、「21世紀に書かれた百年の名著を読む【第1回】仲俣暁生X藤谷治「イアン・マキューアン『贖罪』を読む」というイベントがあることを知りました。…
野上弥生子『迷路』岩波文庫上下巻野上弥生子(1885ー1985)の名前は雑誌や新聞に彼女が書いた随筆でしか知らず、小説を読んだことはありませんでした。その野上が70歳過ぎに初めて中国を訪れ、毛沢東の活動の拠点であった延安へ行った話を新聞で読み、興味を…