NDLの植村要さんによる「読書バリアフリーを福祉から市場へ移すために」と題した勉強会に参加しました。視覚障害のある植村さんが用意された原稿を、読み上げソフトを使いながら丁寧に説明してくださいました。読書バリアフリーについて、様々な観点から知ることができました。
海外ではどうなのか質問したところ、イタリアのLIA財団がとても進んだ活動をしている、とのお話。帰宅して早速LIA財団について調べましたところ、イタリア語の財団ウェブサイトがみつかったので自動翻訳で概要を理解しました。ウィキペディアには日本語版にもイタリア語版にも英語版にもなく、新規で作成するには典拠が財団サイトしかないのですぐには作れません。ネットで探すと慶應大学でのウェビナーの案内があったのみでした。
ウィキペディア日本語版には「LIA」の「曖昧さ回避」記事があったので、そこに「LIA財団」を載せておきました。そのうちどなたか記事を作ってくださると嬉しいです。またウィキデータには英語とイタリア語の「Fondazione LIA」のデータがあったので、日本語に「LIA財団」を追加しておきました。これで少なくとも綴りはいつでも確認できます。ウィキペディアの記事は作れなくても、とっかかりはこうしてメモして共有できるのは便利です。
■追記
NDLのカレントアウェアネスを検索したら、LIA財団関連が1件見つかりました。
■参考
- Fondazione LIA: Libri Italiani Accessibili
- 全ての人が読める電子書籍をイタリアLIA財団と慶應義塾大学SFC研究所が連携し日本の出版界にアクセシビリティの種を撒くウェビナーを2/18開催
- LIA - Wikipedia曖昧さ回避
- Wikidata (Q104156432)
■更新履歴
- 2023.10.14:追記を追加