ESEAPとは

ESEAPロゴ (Exec8, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で)

ウィキメディア運動は国境を越えて世界中で展開されているのですが、世界を8つの地域に分けた協働組織もあります。それは北アメリカ(アメリカ合衆国、カナダ)、ヨーロッパ北部と西部(NWE)、ラテンアメリカカリブ海地域(LAC)、ヨーロッパ中部と東部(CEE)、サハラ以南アフリカ、中東とアフリカ北部(MENA)、東アジアと東南アジアならびに太平洋地域(ESEAP)、南アジア、という区分で、日本は「東アジアと東南アジアならびに太平洋地域(ESEAP)」に含まれます。

このESEAP地域の情報は、Metaの「ESEAPハブ」ページにまとめられているので、最初の部分を引用します。

ウィキメディアの東アジア、東南アジア、太平洋地区地域協定 (ESEAP) とは地域の協働組織で国別やウィキメディアの提携団体として以下が参加します。インドネシア、台湾、オーストラリア、韓国、タイ、フィリピン、マレーシア、ミャンマーニュージーランド、香港、ベトナム。以下の国別ならびに非公式なコミュニティにも会員の資格があります。ブルネイカンボジア、中国、日本、ラオスマカオ、モンゴル、パプアニューギニアシンガポール東チモール、太平洋諸島地域ミクロネシア連邦、フィジーキリバスマーシャル諸島ナウルパラオサモアソロモン諸島、トンガ、ツバル、バヌアツ。

ESEAPは数年の準備期間の後、2018年に最初の会合インドネシアのバリで開催しました。2019年にはWikimaniaWikimedia Summitに合わせた会合と、タイのバンコクでの戦略会議が開かれました。2020年から2023年は主にリモートで数多くの会合が開催されたほか、2021年にはWikimaniaに合わせた会合、2022年にはオーストラリアのシドニーでハイブリッド会合、2023年にはシンガポールで戦略会議が開催されました。それぞれの詳細は次のサイトにまとめられています。

そして2024年には、5月10日から12日までマレーシアのコタキナバルにおいて「ESEAPカンファレンス2024」が開催されます。カンファレンスのメインテーマは 「地平線を超えたコラボ」(Collaboration beyond the horizon)です。

■参考