マレーシアのWikiGap

セマイ語の教師が母語ウィキペディアをインキュベータで編集する (Syafiq.y, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)

WikiGapエディタソンが3/3に横浜であるので、関連記事をDiffで探したらマレーシアのがあったので翻訳しました。多民族からなる国の多言語コミュニティの様子を垣間見ることができました。原著者Tofeikuさんは昨年のウィキメディアン・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。

日本でこれまでに開催されたWikiGapには何回か参加してきましたが、いずれも日本人あるいは外国人の女性の記事を普通に立項したり翻訳したりしただけで、言語について考えたことはありませんでした。しかしマレーシアではマレー語以外に多くの固有言語があり、それぞれの言語のウィキペディアがあるわけでなく、新たにそうした言語版のウィキペディアを立ち上げるところから始められていました。その際には「ウィキメディア・インキュベーター」という、新たな言語での試験運用を行う場所が用意されているのを知りました。

こうした多言語のコミュニティそれぞれに出向き、地域のウィキメディアンを丁寧に育てているTofeikuさんの活動を知り、ウィキメディア運動の意義深さを感じ取ることができました。

■追記
原著者のTofeikuさんに、翻訳したことを伝えようと調べたら、Tofeikuさんのウィクショナリーページで会話できるというので、メッセージを送りました。
ms.wiktionary.orgPerbincangan pengguna:Tofeiku