Diff - ガイドライン(私訳)

これは、ウィキメディア財団のブログDiffに掲載されている、Diffに関する説明事項を翻訳したものです。全部で9記事あり、順番に訳していきます。元記事には詳細へのリンクがいくつかありますが、それはまだつけていません。

【元記事】
Diff - Guidelines
https://diff.wikimedia.org/guidelines/

【日本語訳(私訳)】

ガイドライン

(このページはDiffの一般的原則とガイドラインです。編集ガイドラインについてはこちらをごらんください。)
全ての参加者は、誰もが歓迎し友好的なコミュニティのブログを構築する責任があります。Diffはコミュニティの大小を問わず、知識を共有し運動を組織し支援することを可能にする道具です。それは人々を結び付け、お互いの活動を支援し、ウィキメディアプロジェクトを豊かにし、私たちを知識の公平性へ向かわせる多様な観点を共有するためのハブです。

参加型コミュニティの節度(moderation)により、Diffは誰であっても快適に参加できる安全なスペースを保証します。この節度を支えるインフラストラクチャーは次を意味します。

  • 参加者はスパム、破壊行為、行動規範違反、その他の不適切な内容を個人的に報告することができ、報復に関連する懸念を排除することができます。
  • モデレーターは不適切に行動する者に警告し、プラットフォーム上で黙殺し、一定期間あるいは無期限にブロックすることができます。

モデレーターは、建設的で市民的環境を最良に促進するために、このインフラの標準使用を確立することに協力して取り組みます。

節度(moderation)はDiff行動規範に基づき摘要されます。この行動規範はウィキメディアの技術空間の行動規範に基づいており、原則、行動、報告の仕組みと実施について概説しています。

■行動規範

原則

オープンで友好的コミュニティ育成のために、私たちは、性別、性自認と性表現、性、性的志向、障害、精神障害、身体的特徴、体格、人種、民族、国籍、年齢、政治信条、宗教(これに限らず)に関わらず、Diffを誰にでも尊重できる、非差別的スペースとすることを約束します。

経験やコミュニティでの地位によって、尊重される権利や他者を尊重する義務に区別はありません。新規参加者や私たちのコミュニティでの経験浅い投稿者は、歓迎され、建設的フィードバックを受けられます。多くを寄稿している投稿者が行動規範の基準を低くする正当性はありません。

これは適用中の行動規範であり、必要に応じ修正される可能性があります。

許容できない行動

ハラスメントとその他の不適切な行動は、公私を問わず全てのDiffコミュニケ―ションで許容できません。例をあげますがこれに限りません。

  • 個人攻撃、暴力、威嚇、脅迫。
  • 攻撃的、軽蔑的、差別的コメント。
  • 不必要な、または本題と関係ない性的用語や表現の使用。
  • 公私にわたる無礼な会話、追跡、あらゆる種類のストーカー行為。
  • 身元やその他の個人情報の、本人の許諾の無い公開。他で入手できる個人情報の共有を含む。一部分の識別情報の公開は、他の識別情報の公開を認めるものではない。
  • 継続的な混乱、妨害、コミュニティの協働を阻止(荒らし行為など)といった方法でコミュニティに害を与える。
  • 特に社会から疎外されたグループへの差別。そうしたグループを対象にしたアウトリーチは許容され奨励される。
  • 行動規範システムを、真の行動規範違反の報告以外の目的で使うこと(例えば、報告者や被害者の対応がハラスメントだったと報告して報復すること)。
  • Diffモデレーターの決定を回避する試み。

問題の報告

不適切な行為を経験あるいは観察した人々は、次の手順で対応してください。

  1. 不適切な行為をした人に対し、Diff自体の議論の中で止めるように求める。この行動規範に気付かせる。
  2. Diffモデレーターが気付き行動するように、フラグボタンを使う。
  3. モデレーターへ知らせた後、再びフラグボタンを使ってその利用者に私的メッセージを送り詳しく説明する。
  4. Diffで不適切行為を発見したがアカウントが無い場合は、Diffモデレーターに対し、 diff+moderators@wikimedia.org へメールを送る。

この行動規範の履行

モデレーターはDiffへの投稿をレビューし、行動規範の違反行為がないか確認します。毒舌の、差別的、許容されないコメントは削除されます。

モデレーターチームは、利用者がモデレーターの権利を獲得するまでは、ウィキメディア財団のコミュニティ・リレーションズ・チームの固定メンバーで構成されます。

帰属と再利用

この行動規範は、「ウィキメディアの技術的空間の行動規範」から引用したもので、貢献者規範(revision 49054013)、jQuery行動規範(revision 91777886)、Open Code of Conduct (v1.0)、Citizen Code of Conduct、および「ウィキメディア財団のイベントに関する友好的な空間の方針」から情報を得ています。

貢献者行動規範とjQuery行動規範のテキストは、MITライセンスの下で使用されます(貢献者行動規範は現在、CC-BY 4.0にライセンスを変更しました)。Open Code of Conductのテキストは、CC-BYライセンスの下で使用されます。Citizen Code of Conductのテキストは、CC BY-SA 3.0 DEEDライセンスの下で使用されます。全体的なテキストは、メディアウィキの標準ライセンス(CC BY-SA 3.0)に基づいています。

■ユーザーネーム・ポリシー

ユーザーネームは明確であるべきで、他のDiff参加者に対し罵倒や攻撃や破壊的であってはなりません。Diffユーザーネームは、ログイン時にウィキメディアのユーザーネームから生成されます。ウィキメディアの職員は職務の中では、その所属をユーザーネームに示さなければなりません。ウィキメディアの職員はボランティア活動の中では、財団帰属アカウントとは別のアカウントを使う必要があります。利用者は自身のユーザーネームの表示をこのポリシーに従って変更することができます。

ウィキメディア財団職員の個人アカウントと職員アカウント

個人アカウントは私的使用、つまり仕事と離れた個人的活動の際にのみに使わねばなりません。職員アカウントはウィキメディア財団での公的役割を果たす際にのみ使わねばなりません。

■投稿ガイドライン

投稿に署名を使用しない

Diffへの投稿には署名を入れるべきではありません。全ての投稿は、デザインにより明らかに利用者(投稿者)に帰属するもので 署名の追加は過剰で、混乱させ、議論の流れを中断させます。

話題以外のリンクは禁止

Diffで提供される全てのリンクは、投稿された話題に関係したものであるのが求められます。Diffは広告の無いメディアで、宣伝、クリック誘惑、その他宣伝目的のリンクは、モデレーターにより警告され、リンクが削除されます。

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